米Microsoft Corporationは7月30日(現地時間)、「Office 365」で「LaTex」スタイルの数式入力をサポートすることを明らかにした。“来月”のアップデート(8月の機能アップデート)で利用できるようになるという。

現行版「Word」の数式入力では、マウス入力で数式のパーツを組み立てる方法のほかにも、“UnicodeMath”と呼ばれるテキスト入力方式が用意されている。これを利用すれば“a/(b+c)”で分数式を表現したりすることが可能。「LaTex」スタイルとの互換性もある程度考慮されており、オートコンプリート機能と組み合わせて“¥alpha”を“α”へ自動変換することもできる。「LaTex」にある程度親しんだユーザーであれば習得は容易で、数式の入力効率を格段に高めることが可能だ。

しかし、「LaTex」スタイルに忠実なスタイルを求める声も根強くあったようだ。これに応えて、同社は「Word」の数式入力に“UnicodeMath”モードと“LaTex”モードを切り替える機能を早くから開発していたが、改善の余地が少なくないことから大々的に宣伝することは控えていたという。同社はASCIIで書かれた“LaTex”モードよりも、可読性に優れる“UnicodeMath”モードを推奨しているようだが、「LaTex」に慣れたユーザーにとっては“LaTex”モードの方が馴染みやすいだろう。

将来バージョンの「Word」には、“リボン”に“UnicodeMath”モードと“LaTex”モードの切り替えボタンが追加され、数式入力機能で好みのモードを選択できるようになるようだ。“LaTex”モードでは行入力を数式へ変換する自動ビルド機能が無効化されているので、[Shift]+[Ctrl]+[=]キーでビルドダウンを手動で行う必要がある。

なお、「PowerPoint」や「OneNote」でも“LaTex”モードがサポートされるが、制御語の挿入が必要となるなど、手順が若干煩雑だという。将来バージョンでの改善を期待したい。

 

 

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