金融市場で最も活発な取引の一つが報われつつある。

バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチ・グローバル・リサーチがファンドマネジャーを対象に4-10日に実施した調査によると、今月に入り投資家は米国債のショート(売り持ち)構築に動き、金融市場で2番目に人気の取引となっている。この取引は15日、10年債相場が下げ幅を広げ、利回りが2011年以来の高水準に達したことで実を結んだ。

BofAメリルリンチのチーフ投資ストラテジスト、マイケル・ハートネット氏は「米国債のショートが一段と激しくなっている」と述べた上で、「10年債利回りがついに3%を突破する中、投資家はポジションを減らすよりもさらに増やす可能性の方が高い」との見方を示した。

この調査は金融機関178社が対象で、資産の合計は5250億ドル(約57兆9000億円)。市場で最も人気の取引は4カ月連続でFAANG-BAT株の買いで、この銘柄グループには米テクノロジー大手のフェイスブック、アマゾン・ドット・コム、アップル、ネットフリックス、グーグル親会社のアルファベット、中国の百度(バイドゥ)、アリババ・グループ・ホールディング、テンセント・ホールディングス(騰訊)が含まれる。ドル下落を見込む取引は3番目に活発だった。